昨日(7/15)の朝、高校の先輩から、「卓球部顧問だった先生の容態が良くない。」との連絡がありました。
急いで先生の奥様に電話したところ「お医者様から長くはもたない」旨の話があったとの事でした。
先生と私は、単に顧問の先生と卓球部員という間柄ではありません。私は松山市まで100kmほど離れた田舎の中学校だったので、母校の松山商業高校に進学するには下宿をする必要がありました。しかし、父親は下宿には反対で(父は学校の寮なら良いが、民間の下宿だと生活の管理が難しく飲酒・喫煙等の非行に走るとの考えでした)、私が希望する松商への進学に「うん」と言ってくれません。
そんな中、先生が「では、私の家で良ければ責任をもって荘一君を3年間預かります」と言ってくださったおかげで松商に進学することができ、高校卓球に打ち込む事が出来ました。先生のご自宅には、奥様と当時小学生の息子さん2人、娘さん1人の5人家族でお住まいでしたが、私をご家族の一員として迎えて頂き、そして3年間分け隔てなく育てて頂きました。私にとっては、先生は松山の父、奥様は松山の母といえる存在でした。
奥様との昨日朝の電話で「今、実家に帰省しているので、金曜(7/18)に先生にお会いできないでしょうか?」とお願いしたところ、「有難う。待ってます」と言ってくださいましたが...。昨日の夜に連絡があり、金曜日まで持たないかもとの事、そして今日朝に先生はご逝去されました。
明日の通夜、明後日の告別式に参列させて頂き、先生に心からの感謝をお伝えし、お別れをしたいと思います。